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週一しか乗らない車は劣化する!?適切なメンテナンスと注意点
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2023年04月06日
お気に入りの車はできるだけきれい使って長持ちさせたいですね。
通勤に使われない車は、週末のドライブや買い物へと活躍しますが、残念ながらあとのウェークデイは車庫に停められたままとなります。
それは車にとって良いことなのでしょうか?
車は動かさないと劣化する
車は移動するのにとても便利な乗り物です。
車は動いている状態を前提に作られていますので、日常的な点検やメンテナンスをして毎日のように走っているのであれば、車の健康にはちょうど良く、走っていていつもと違う感じがあれば何か不具合があるかもしれないと感じられるでしょう。
あまり動かされない車はどうでしょうか。
車は長い期間動かさずに駐車したままの状態にあると、以下に挙げたようにいろいろな不具合が起こるかもしれません。。
ガソリンが劣化する
ガソリンは揮発性のある液体で、ガソリンタンクの中に合っても、時間の経過とともに劣化します。
タイヤが劣化
車のタイヤは、地面に接する部分が変形して少し平らになり接地面積を増やしています。いてそこが少しへこんでいます。
タイヤが常に回転しているならば接地面は常に変わるので問題は無いのですが、長時間の駐車では同じ場所だけが平らになり、それが長期間となるとそのままの形でタイヤ自体が変形してしまいます。
ゴムやプラスチックの劣化
車のパーツにはタイヤと同様にゴムでできているエンジンベルトや冷却ホース、ブッシュ、プラスチックで出来ているライトカバーなどがあります。
これらの部品も時間とともに劣化していきます。硬くなったり、穴が開いてしまったり、プラスチック部分はくすんで見えづらくなります。
オイルの劣化
エンジンオイルやミッションオイルなどが循環しないので、潤滑によって保護されているパーツにオイルが行き渡らず、次に動かしたときに動きが悪くなります。
頻繁に動かさない車は以上のような症状が出ることがあります。しかし一番早く症状が現れるのがバッテリーではないでしょうか。
なぜバッテリー切れになる?
バッテリーの寿命は2年から5年程度と言われています。
それはバッテリーの使用状況、運転頻度、平均的な気温などが寿命に影響し、一概にその期間内で交換しなければならないというものでもありません。
また、使われる機会が少ない車のバッテリーは劣化が早いとも言われています。
バッテリーは充電池という別名で呼ばれますが、エンジンが動いている(走っている)状態ではオルタネータと呼ばれる発電機から、エンジンの回転に必要な電気、ヘッドライトなどへの電気の供給に使われ、余った電気がバッテリーへと貯められます。
車のバッテリーもスマートフォンのバッテリーなどと同様に、電気を使っていない状況でも少しずつ減っていき、ナビゲーションやドライブレコーダーにも常に電気を供給し続けることがあり、バッテリーの充電量は時間とともに減っていきます。
車はエンジンを始動する時に一番大きな電気量が必要となりますが、充電量が足りなくてエンジンがかからない状態が「バッテリー切れ」と呼ばれます。
一週間に一回しか乗らないなら、注意すること
通勤に車を使わない方ならば、乗るのは週に1,2度程度になるのは必然です。
週に一回程度動かすのであれば、車の健康には問題は無いのですが、車にとって良い状態を保つための方法を確認しておきましょう。
オイルを循環させる
エンジンを始動したら、冷えてエンジンの下部に貯まっていたオイルがある程度の温度に温まりエンジン内部を充分に潤滑するまでゆっくり車を走らせましょう。
アイドリングだけで温めるのは、トランスミッションやギアの潤滑がうまく働かず、また排気ガスがご近所の迷惑になりますから、出来るだけ長い時間走らせましょう。
少なくとも30分ぐらい走らせる
オルタネータで発電される電気量は、エンジン回転がある程度高くならないと、バッテリーへの充電が行われません。
つまり車を動かさないアイドリング状態では充分な充電が行われません。
状況により難しい場合もあるかもしれませんが、エンジンが暖まったら、少なくとも30分くらい走らせましょう。
さらに長い期間乗らないときは
海外赴任や、転勤、入院などで何か月も車を動かさない場合には事前に対策が必要です。
バッテリーは前記したように、エンジンを動かさないと充電量がだんだんと減ってしまいます。
少しでも長持ちさせるためにはバッテリーの端子(マイナス側のみで良い)を外しておきましょう。
少しでもバッテリーから放出される電気量が減ります。
ただし電気の供給が止まるので、メモリーに記憶された情報や、ナビゲーションの情報がリセットされてしまうことがあります。
もしバッテリー切れになったら
バッテリー切れになってエンジンがかからない時には、3種の方法があります。
ロードサービスを呼ぶ
JAFや保険会社のロードサービスに連絡して、駐車場まで来てもらい対処します。
基本的には有償で、保険会社との契約により金額が違います。
バッテリーを交換する
充電量が一定以上ある新しいバッテリーを入手し交換します。この時にケーブルの取り扱いには十分に注意しましょう。
ブースターケーブルを使う
もし別の車が近くにあれば、お互いのバッテリーをブースターケーブルでつなぎ、バッテリー切れを起こした車のエンジンを始動させます。
始動後は自動車修理工場やディーラ‐まで走らせバッテリーの状態を確認してもらいましょう。
まとめ
車は動いている状態を基本として造られています。
駐車場に長期間停められた車はだんだんと劣化してしまいます。
もし通勤に車を使わないのであれば、休日には極力車を走らせましょう。
それが車の健康のために大切なことです。