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車のバッテリー残量はどれくらい?確認方法と交換時期の目安
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2023年04月10日
車のバッテリーは消耗品とよく言われます。
気が付かないうちにバッテリーが劣化していて、久しぶりに車に乗って出かけようとしたらエンジンがかからない、なんて言う事態は避けたいですね。
ではどのくらいで交換したらよいのでしょうか。
二年経ったらとか決まった時期にするべきか、それとも性能が落ちてきたら交換するのか、そもそも性能が落ちるとどうなるのか、素人にはなかなか判断ができません。
もちろん定期的に点検をしている車ならば、整備士さんが教えてくれますが、点検した直後に劣化することもあるかもしれません。
どのように判断するべきか、考えてみましょう。
バッテリーの寿命
バッテリーの第一の機能は、エンジンを始動するための電気を貯めておく機器で、充電池とも呼ばれます。
また、ヘッドライトやストップランプなど各種のランプ類、カーオーディオやナビゲーション、最近ではドライブレコーダーなどいろいろな機器に電気を供給しています。
車が走っている状態では、エンジンの回転に連動する発電機から、走行に必要な電気を除いた量がバッテリーに蓄えられて行きます。
バッテリーは使用される状況にもよりますが、常に少しずつ劣化しています。
劣化が進むと充分な電気が蓄えられず、エンジンが始動できなくなります。
このような状態がバッテリー上がりと呼ばれ、これが頻繁に発生するようになると、それがバッテリーの寿命といえるでしょう。
交換時期の目安
バッテリーの交換時期は、車が使われる頻度や走行距離、また平均気温の違う地域によって差がありますが、使用年数からすると2年から3年が目安となります。
毎日乗っている方ならば、セルモータの回転が以前と違いなんとなくエンジンのかかりが悪いとか、ヘッドライトが少し暗くなったとか、感じることがあるのではないでしょうか、それが交換時期の目安となります。
またエンジンフードを開けてバッテリーの見た目のチェックもしてみましょう。バッテリーはケースの中が6つに分かれた小部屋に電極とバッテリー液が入っている構造です。
現在の多くのバッテリーはメインテナンスフリーと謳われており、バッテリー液をつぎ足す必要はありませんが、液量を知らせるインジケータの上限下限内のレベルにあるかどうか見てみましょう。
また、バッテリー本体に粉が噴いている、ケースにひびが入っている、またはケースが膨らんでいるなどは寿命を知らせるサインです。
バッテリーの状態確認に使う道具は?
バッテリーの状態を正確に把握するには電圧を計ります。手軽に電圧を計る道具にはテスターが有ります。
またバッテリーの状態チェック専用のバッテリーチェッカーと呼ばれる機器が有ります。
それらの機器にテストリードが付属しバッテリーのプラス、マイナスの端子にテストリードを当てて電圧を計ります。
一般的な乗用車のバッテリーは12ボルトタイプが使われていて、正常なバッテリーは、エンジンが停止している状態で直流12.6Vの電圧を出力します。
もし、12.5Vを下回っていたらバッテリーが劣化していると考えられます。
またオルタネーター(発電機)が正常に働いているかどうかチェックができます。
それはエンジンが回っているとき、13.5Vから14.7Vの電圧にあれば正常に動作しています。
また走行直後にはエンジンが止まっていても13V程度の電圧が出ます。
バッテリーを長持ちさせるには
バッテリーが劣化するものだというのはご理解いただけたと思いますが、交換には費用が掛かりますので出来るだけ長い間バッテリーを使いたいものです。
バッテリーを長持ちさせる方法を以下に並べてみました。
車を定期的に走らせる
バッテリーは充電、放電を繰り返し使われるもので、長い期間、車を走らせないと放電が進む一方となりやがてバッテリー切れの状態になります。
少なくとも週に一度は車を走行させましょう。
充電を念頭に置いて車を走行させるときは
エンジンが暖まる間もないほどの短距離では、充分な充電が行われません。
停止せずにある一定の速度を保った状態で約10kmが充電を考慮した走行のお勧めです。
バッテリーを消費しない
エンジンがかかっていない状態で室内灯や、カーオーディオ、スマートフォンの充電などを長時間行うと、最悪バッテリー切れになる場合があります。
車中泊などでは車のバッテリーを使わずにポータブルバッテリーを用意するなど別の電源を用意しましょう。
まとめ
車の健康状態のひとつの目安となるバッテリー、エンジンがかからずに予定に遅刻するなんて言うことは避けたいです。
また交換委は費用が掛かりますので出来るだけ劣化させず長持ちさせたいですね。
ここでご紹介したことを念頭において、バッテリーに負担が掛からないよう気にかけてください。
バッテリーの状態を知るために定期的に電圧をチェックし、電圧が下がり始めたら早めに交換を検討しましょう。