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エンジンオイルを入れすぎてしまったら?対処方法と注意点
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2023年04月15日
エンジンオイルは、エンジンの回転に不可欠な液体で、エンジン動いている間にエンジンの中を循環し、回転が滑らかに保つ手助けをしています。
エンジンオイルはエンジンの回転や時間の経過によって少しずつ劣化して本来の機能を保てなくなるため、定期的に交換が必要です。
定期点検で交換してもらうというのが良いですが、市販されている多くの種類のオイルの中から自分で選びたいですね。
その場合はカー用品店などへ依頼しますが、オイル単品で購入し自分で交換作業をすることもできます。
オイルには適正量があり、少なくても多すぎてもエンジンには良くありません。
エンジンオイルの適正量についてお話ししましょう。
エンジンオイルを交換しよう
車やバイクのエンジンは、ピストン運動して動く力を生んでいます。金属が擦れる動きや発生した力を回転に替えるためにエンジンオイルによって潤滑しスムーズな動きが得られるように設計されています。
常にエンジンの中を循環しているオイルは潤滑、冷却そしてエンジンの中をきれいに保つ機能があります。
そのためエンジンおいるは劣化しやすいため、エンジンの本来の性能を保つために、定期的な交換をします。
一般的には自動車整備工場やカー用品店、ガソリンスタンドなどでも交換することが多いでしょう。
オイルの量と状態を知ろう
エンジン内のオイル量はオイルゲージによって確認します。
オイルゲージは先端がエンジン内部のオイルだまりに漬かっていて、オイルゲージに付着したオイルの状態によりオイル量を知るためのツールです。
車を水平な場所に停めエンジンが冷めている状態でオイルゲージを引き出して、オイルの色を確認します。
透明度があれば良好ですが、黒く濁っている、または異物が混ざっていたらオイルが劣化しています。
先端をウエスでふきもう一度差し込みオイルゲージのレベル(上限、下限の線)の間までオイルが付着しているかどうかチェックします。
オイルの必要な量はエンジンによって決まっており、車の取扱説明書に記載があります。
交換する時には、前項で記載したいずれかの方法でオイルを抜きますが、完全に抜け切ることは無く、必ず少し残ってしまいます。
つまり既定の量よりも新しいオイルの量は少なくなります。
エンジンオイルは自分で交換できる?
車によって違いがありますが、ほとんどの車はエンジンフードを開けてエンジンを見ると上部にキャップのついた給油口が見えます。
ここからエンジンオイルを入れれば良いのですが、新しいオイルを入れる前に古いオイルを抜かなければなりません。
これには2つの方法があり、オイルの給油口からポンプを使って抜く方法と、エンジンの下側にあるドレンボルトを外して自然にオイルを流れ出させる方法です。
前者を上抜き、後者を下抜きと呼ばれ、上抜きには専用のポンプ、下抜きでは車をジャッキアップする機材が要ります。
また、抜きだした廃油は業者に処理を依頼しなければなりません。
オイル交換で注意しすること
ご自身でオイルを交換する時は以下のことに注意しましょう。
エンジンオイルを暖める
オイルはエンジンが冷え切っているとオイルの粘度が高く流れにくいため、アイドリングで少しエンジンを暖めます。
しばらく走行したエンジンとエンジンオイルは、高温になっていて不用意に触るとやけどをします。
この場合にはある程度エンジンが冷えてから作業をしましょう。
オイルを入れるときは、取扱説明書などで規定量を調べて、オイル缶からオイルジョッキに規定量だけ移し替えてから、エンジンに注ぎましょう。
注ぎきる前にオイルゲージをチェックして、オイルゲージの上限を越えないように注意します。
ドレンボルトの抜き差しに注意
エンジンは柔らかいアルミ合金で出来ていて、ドレンボルトの取外し、締め付けの時に無理をするとネジ部を痛めてそこからエンジンオイルが漏れてしまうことが起きます。
下抜きをするときに、ドレンボルトの取外し取付けには無理な力を掛けないように注意しましょう。
オイルを入れすぎたら
オイルゲージの上限を越えるほどオイルを入れるのは車のために良くありません。
多すぎるオイルは、オイルたたきと呼ばれるエンジン内部の部品がオイル油面を叩く状態になり回転の抵抗が大きくなりエンジンの回転が鈍くなり燃費悪化や走行フィーリングの悪化といった症状が出ます。
またエンジンの燃焼部にオイルが入り込みマフラーから白煙が出るという症状が出る場合もあります。
このような状態になったら修理工場で点検してもらいましょう。
修理が必要になる場合があります。
そうならないために、オイルゲージをチェックした時に、もし上限を越えていたら、古いオイルを抜いた時の方法でオイルを抜きます。
まとめ
エンジンのオイルは、新しい時にその機能を最大限に発揮して、走行距離や時間とともに劣化していきます。
できるだけ短い期間に新しいオイルに交換することがエンジンのためになります。
定期的に点検と交換を自動車整備工場やカー用品へ依頼しましょう。
機材と知識があれば自分でも交換で来ますが、ここでお話ししたように入れすぎには注意しましょう。