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ディーゼル車はいつまで乗れる?政府の方針と各国の状況もあわせて解説

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2023年04月21日

「ディーゼル車は今後利用できなくなるかもしれないって本当?」
「実際にはどれくらいまで乗れるの?」
そう悩んでいる方も多いでしょう。

そこで今回はディーゼル車の今後の行方や、各国の動きについて解説します。
ディーゼル車をお持ち方や愛着のある人はぜひ参考にしてください。

ディーゼル車はいつまで乗れる?政府の方針と各国の状況もあわせて解説

ディーゼル車とは?

ディーゼル車は軽油を燃料として走行する自動車です。
ガソリンで走る自動車が一般的なため、馴染みが薄いかもしれません。
ディーゼルエンジンを搭載する車はバス・トラック・ダンプカーなど。
運転する機会はほとんどないため、聞き慣れないのも当然と言えるでしょう。

ディーゼル車は燃料費が安く、加速性能が高い背景もあって、そのような大型車にはガソリンよりもディーゼルエンジンが適しています。
反面、振動・騒音・排気ガス量が目立つ傾向にあるのも事実。

そのようなディーゼル車デメリットを踏まえ、将来的には完全廃止の目途が立っているのです。

ディーゼル車とガソリン車との違い

ディーゼル車とガソリン車の大きな違いは、使用している燃料と稼働する流れの違いです。
ディーゼル車は燃料を空気圧縮し、高温の空気に直接噴射してエネルギーを生成。
ガソリン車はガソリンを空気圧縮し、空気と火花で点火して走行しているのです。
ディーゼル車は複雑なつくりであるため、大型車両が主流となっています。

クリーンディーゼル車との違いと誕生した背景

クリーンディーゼル車とは今までのディーゼル車よりも環境に配慮した車です。
ディーゼル車から出る排気ガスは以前から問題となっていました。
いくつかの原因によってうまれる黒い煙が環境破壊につながると言われてきたのです。

その後、2003年に制定された「ディーゼル車規制条例」によって、基準に達していないディーゼル車の走行が禁止されました。
そこで誕生したのがクリーンディーゼル車です。
大型車を中心に普及が進み、現在は乗用車でも見受けられます。

ディーゼル車における政府の方針

ここからはディーゼル車における政府の方針を解説します。
ディーゼル車の将来に関わる重要な情報のため、ぜひ参考にしてください。

エコカー減税は廃止

2020年に政府から「2023年度以降のエコカー減税からディーゼル車を対象外とする」と発表がありました。
エコカー減税とは環境に配慮した車を優遇する措置。
これまでクリーンディーゼル車も対象でしたが、全ディーゼル車が対象から外されてしまうのです。

人によっては数万円程度の免税が無くなってしまうのは大きいニュースでしょう。
その分、電動自動車やハイブリッド車への優遇措置に厚みを持たせると予想されています。

2035年には新車販売禁止

2021年には「2035年までには新車販売を電動に限定する」と宣言されました。
ディーゼル車だけでなく、ガソリン車の販売も禁止となるのです。
背景には2020年以降の世界環境をとりまとめるパリ協定があります。

そこでは「産業革命以降の気温上昇を2℃に抑える」と発表。
地球温暖化の原因であり、排気ガスをうみやすいディーゼル車の規制がはじまりました。

2050年は利用も禁止

政府が発表した「2050年カーボンニュートラル宣言」によると、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにするとありました。
この発表により、排気ガスの原因となるディーゼル車やガソリン車は乗れなくなると予想されています。
とはいえあと27年(2023年現在)ディーゼル車を楽しめると考えれば、まだまだ時間は許されていると言えるでしょう。

ディーゼル車における各国の状況

ディーゼル車の利用規制が行われているのは日本だけではありません。
前述の通り、2050年カーボンニュートラル宣言は世界全体への呼びかけであるため、全世界で動きが見られています。
例えばアメリカの一部州では既に電気自動車への義務化が進行中。
ノルウェーでは2025年からディーゼル車の新車販売が禁止されているのです。

また、オーストラリアでは日本よりも少し遅れ、2040年頃を目途に新車販売がストップされます。
このように世界各地で既に動き出しているのは念頭に置いておきましょう。

まとめ

ディーゼル車は燃費が良く、ガソリン車よりも安く走行できるのがメリットです。
加えて加速性にも優れているため、坂道でも心地良く走れます。
そんなディーゼル車は2050年で走行禁止と政府から発表がありました。

とはいえ2023年現在でもあと27年は乗れます。
楽しめる時間は残されているため、ぜひ後悔なくディーゼル車に乗り込んでみてください。

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