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フォークリフトの種類別の車両重量 最大荷重や許容荷重の違いも解説

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2023年10月27日

製造工場や物流現場などで重量物を運搬するのに欠かせないフォークリフトは、どのぐらいの重さがあるのでしょうか? 

また、最大でどのぐらいの荷物を運搬することができるのでしょうか?

本記事では、さまざまな業界で活躍するフォークリフトの車両重量や最大荷重について解説します。

フォークリフトの種類別の車両重量 最大荷重や許容荷重の違いも解説

そもそもフォークリフトとは? フォークリフトの種類を紹介

フォークリフトとは、車体の前部に荷物を載積できるフォーク(ツメ)を備えた運搬車両のことです。

ツメ部分が油圧によって上下し、パレットやコンテナ貨物を持ち上げ運ぶことが可能です。

フォークリフトと一口に言っても、実はいろいろな種類があります。

以下では、人気の高い2種類のフォークリフトについて解説します。

カウンターフォークリフト

カウンターフォークリフトは車のように座って運転するタイプのフォークリフトで、最も一般的に使用されているタイプです。

車体の後方にウェイトが設置されているため、フォークに荷物を載積した時にバランスを取りやすく、安定感があります。

自動車に似た感覚で運転しやすい一方、車体が大きいため狭い場所での作業には不向きです。

動力はディーゼルエンジン式と電動式があります。

リーチフォークリフト

リーチフォークリフトは、立って操作するタイプのフォークリフトで、カウンターフォークリフトに比べると車体が小さいのが特徴です。

フォークは伸縮式で、フォークを伸ばして荷物を取るためリーチ式と呼ばれています。

小回りがきくため狭い環境で使いやすいのが特徴ですが、構造上カウンターフォークリフトに比べると安定感は劣ります。

操作はペダルを放すとブレーキが作動するデッドマンブレーキ式で、自動車の操作とは逆になります。

動力はバッテリー式で排気ガスの心配がなく稼働音も静かなため、室内での使用に向いています。

フォークリフトの車両重量・最大荷重・許容荷重

フォークリフトのスペックを見ると、車両重量・最大荷重・許容荷重などいろいろな数値が記載されており、各数値が何を意味するのかが分かりにくいと感じる方も多いでしょう。

フォークリフトを購入する際やレンタルする際において、非常に重要なポイントとなるため、ここで詳しく解説します。

フォークリフトの車両重量

フォークリフトの車両重量とは、フォークリフトの本体の重量と、満タン状態のガソリン、規定量のエンジンオイルや冷却水、バッテリーなどを含めた重量です。

種類車両重量
カウンターフォークリフト(1.0t)約2,500kg
カウンターフォークリフ(2.5t)約3,700kg
リーチフォークリフト(1.0t)約2,000kg
リーチフォークリフト(2.5t)約2,800kg
軽自動車約600kg~1,100kg
普通自動車約800kg~2,800kg

軽自動車や普通自動車の車両重量と比べると、フォークリフトは小型のものでもかなりの重量があるのが分かります。

フォークリフトの最大荷重

最大荷重とは、フォークリフトに積載できる最大の重量値です。

フォークリフトのサイズは最大荷重で表示されるので、1.5tフォークリフトなら最大荷重は1,500kg、2.5tフォークリフトなら最大荷重は2,500kgとなります。

最大荷重の荷重中心はJIS規格で定められており、1t以上5t未満のフォークリフトの場合、荷重中心値は500mmです。

フォークリフトの許容荷重

最大荷重が1.5tのフォークリフトでも、必ずしも1,500kgの荷物を持ち上げられるわけではありません。

フォークに載せた荷物の中心からフォークの根元までの距離(荷重中心)によって、フォークリフトが持ち上げられる重量値は異なります。

荷重中心が大きくなればなるほど持ち上げられる荷物の重量は減っていき、荷重中心によって変化する最大荷重のことを、許容荷重と呼びます。

荷重中心が大きくなるほど、許容荷重は減少します。

フォークリフトの車両重量・最大荷重・許容荷重の確認方法

フォークリフトには、メーカー、型式、製造番号など、車両の重要な情報が記された金属板、コーションプレートが付けられています。

コーションプレートには車両重量、最大荷重、許容荷重も記載されています。

使っているフォークリフトの車両重量や許容荷重を調べたい方は、コーションプレートを確認しましょう。

まとめ

重たい荷物もすいすい持ち上げられるフォークリフトは、小型なものでもかなりの車両重量があります。

また、フォークリフトで持ち上げられる荷重も、最大荷重と許容荷重は異なり、安全に使用するためには双方の違いを把握しておくことが大切です。

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